AGC 中途採用 一次面接 体験記

メーカー

AGC株式会社の中途採用(総合職)一次面接の体験記です。
広瀬すずでおなじみの、Aで始まりCで終わる素材(ガラス)の会社です。

今回は光通信関連の新事業の営業・マーケティングという求人です。
エージェント経由で応募しました。選考の流れは以下とのこと。

書類選考→適性検査(YGPI-WEB)・志願票の提出→面接(複数回)

書類選考の後に、「志願票」という謎のエクセルファイルを提出させられました。
一見履歴書のようなフォーマットなのですが、性格に関するのチェックリストがありました。
Web検査との整合性を計っているのか?よくわかりません。

ウタルの転職軸へのマッチ度

ここで一度、100点満点評価で、ウタルの本音の転職軸とのマッチ度を見ていきます。

  1. ビジネスパーソンへの知名度
     90点世界最大級のガラスメーカー。CM露出も盛んで、普通の会社員は絶対分かる。
  2. 仕事のスケール
     70点素材産業として各業界へ影響を与える。完成品ではないので金額規模はso-so。
  3. 海外駐在の可能性
     80点海外売上高比率は約7割だが、相対的に北米はあまり参入できていない印象。

現職は中間部品メーカーですが、より上流に位置するのがAGCのような素材メーカーです。
企業概要がホームページに上がっていましたので、しっかり読ませていただきました。
https://www.agc.com/ir/library/outline/pdf/gaiyou.pdf

ガラス大手として、先端素材を含めて世界的にビジネスを行っていますが、北米においては強豪コーニング社の存在があるためか、他地域と比べると相対的に売上規模が小さい気がします。
将来英語圏に駐在したいと思った場合、アメリカの可能性が低いのはやや難転かもしれません。

AGC 一次面接対策

巷のエージェントは「中途採用は志望動機なんて聞かれない!スキルと実績勝負!」とよく言います。

はっきり申し上げます。その認識は誤りです。

特に私が狙っているような日系大企業は、新卒と変わらないくらい志望動機を深堀してきます。
確かに新卒と違い、「御社で○○というスキルを活かして働きたい」という仕事に直結した経験や実績を求められる傾向は事実ですが、新卒就活あるあるの「御社の▲▲事業を通じて社会を支えたい」などの建前(言葉が悪いですね)も凄く問われます。企業研究してなければ一発アウトです。

AGCについて調べると、以下の企業メッセージを見つけました。

「易(やす)きになじまず難きにつく」
 →創業者の岩崎俊弥氏の言葉。困難への挑戦を良しとする企業文化。
「Your Dreams, Our Challenge
 →ブランドステートメント。素材の力で顧客課題を縁の下から支える姿勢を示したもの。

また、加藤雅則氏の著書『両利きの組織をつくる』で、AGCの島川前CEOの組織改革が実例として取り上げられていました。

安定したキャッシュ確保としての既存事業と、成長ドライバーとしての新規事業の両輪経営

これらを踏まえたうえで、今回の募集職種である光通信関係の業界を調査し、自らの経験や強みと絡めていかにAGCで活躍できるか、という形で志望動機を作りました。

AGC 一次面接の内容

平日午後のWeb面接でした。Microsoft Teamsで、1時間ほどの面接時間です。

若手の人事の方が1名、配属予定部門からは4名も出席されました。
4名の方は40代後半~50代というかなり年配の方に見えました。

まずは若手の人事から履歴書記載内容の確認後、いくつかの質問を受けました。

人事
人事

どうして転職活動を行われているのでしょうか。

ウタル
ウタル

海外のお客様と現場レベルでかかわれる仕事に就きたいこと、付加価値の高い製品に携わり専門性を磨きたかったこと、この2点が理由です。前者について、私は顧客ニーズ起点で事業を行う能力に長けていると考えていますが、現在の企画業務では直接社外のお客様と接する機会が殆どありません。後者は、自身が事業企画をする中でキーパーツを外注に頼るなど現職の本質的な競争力に疑問を持っているためです。せっかく自身が注力する仕事であるからには、顧客や社会に価値や意味を与えたいと思っています。

人事
人事

当社を志望した理由はなぜでしょうか。

ウタル
ウタル

変革に挑む貴社の風土の中で、自身の価値を発揮できると考えたからです。素材の力でお客様の夢を叶えるという貴社の目標を実現するには、顧客のニーズを汲み取り、先回りした提案を行っていく必要があります。私は現職で○○という経験からそうした動きが得意だと自負しており、また自身の理想とする働き方とも合致すると考えました。

人事
人事

大学時代に注力されたことは何でしょうか。

ウタル
ウタル

(やべえ勉強のことなんて話せない・・・)
○○経済学のゼミでの活動と体育会○○部での活動です。前者ではデータを使った分析の方法を、後者では組織を動かす方法を身をもって体験することができ、現職で働く上での基礎にもなったと感じています。

正直転職活動で学生時代のことを聞かれるとは想定外でした。
何とか取り繕い、深堀もされずに済みました。
その他「新卒時になぜ今の会社を志望したのか」など、学生時代に遡る質問が多かったです。

ちなみに年収確認の際、住宅手当が最大7.5万円/月支給されると説明受けました。
ネットでも評判ですが、やはりメーカーの中では待遇はかなり良さそうです。

ここで人事パートは終わり、配属部門からの質疑応答となりました。
4名が自己紹介をしてくれたのですが、何とも言えない歯切れの悪さで、よく理解ができませんでした。
※多分、全員が新規事業開発室に所属している、という説明だったと思います。
4人の中で一番偉い部門長が中心で進みました。

配属部門長
配属部門長

AGCで私が活かせると思っているスキル・経験は何でしょうか。

ウタル
ウタル

関係者を巻き込み、企画実行する力です。具体的には~(以下略)。

今回の募集は新事業の営業マーケだと理解しております。

事業は自力ではなくチームで行うものと考えており、自身の強みを活かせると考えます。

配属部門長
配属部門長

業界知識はどの程度ありますか。

このあたりから、「あー今回は即戦力の募集だな」と感じ、ミスマッチかなと思い始めました。
一応、現職の製品も一部は通信業界がお客様であったため、多少は話すことができましたが、明らかにかなり深いところまで踏み込んだ知識を求めているようでした。

部門長との質疑応答の後、最後に沈黙していたほかのメンバーからも質問がありました。

配属部門課長
配属部門課長

営業もやられていましたよね。現職でウタルさんの人事評価をされる際、個人評価と部門全体評価のどちらが重視されましたか。

ウタル
ウタル

そうですね・・・。もちろん個人のノルマもありますが、より重視されるのは部門全体での成績かと思います。

配属部門課長
配属部門課長

それはなぜでしょうか。

ウタル
ウタル

これは私個人の考えですが、現職はBtoBの会社で、消費者向けのように画一製品をカタログ営業で大量販売するのではありません。その時々の事業環境によってA顧客に注力したり、B市場は力を抜いたりと、全体最適の中で動きます。

その中で、担当顧客が全体戦略上の注力顧客に合致しないことも多くありますが、担当顧客を都度変更するのは現実的ではありません。つまり、個人の頑張りよりも会社全体の戦略や環境で各顧客への売上が決まるからだと思います。

配属部門課長
配属部門課長

なぜそのような評価制度になると思いますか。
私はウタルさんが仕事において何をモチベーションにされているのか知りたいです。

ウタル
ウタル

(え、もしかして私は人事職に応募してたっけ・・・?)

正直ウタルは人事制度設計者でもなければ管理職のような評価者でもないので、答えに窮しました。
また、仕事のモチベーションの源泉を知りたいのなら、ストレートにそう聞いてと思いました。
結局意図がつかみ切れずにお互いの会話が嚙み合わないまま、この質問は終わりました。

配属部門長
配属部門長

最後に質問があればお答えします。

ウタル
ウタル

今回の求人は新事業とのことですが、研究開発部門の新製品を、いかに市場に訴求していくのかという動き方、働き方になるのでしょうか?

配属部門長
配属部門長

製品としては既に何十年も前からあります。根底には社内のフッ素樹脂技術が基盤となっており、材料技術を活かして新市場にリーチしたいと考えています。

後で調べて知ったのですが、三菱財閥であるAGCは同財閥内の三菱ケミカルとの競合を避けるため、化学品は総合化学戦略ではなくフッ素樹脂や苛性ソーダなどニッチ分野への注力方針のようです。

AGC 一次面接の結果

約一週間後に、メールで結果を受領しました。

『大変恐れ入りますが今回はご期待に添えない結果となりました。」

  • 質疑応答からクレバーさやクイックネスが伺えたことは良かったが、当ポジションから見て経験の浅さは否めない。
  • AGCでは営業しながらマーケティングも行っていく必要があるため、市場を力強く切り開いてきたような経験が必要。

やはりあの規模の売上を少人数で達成しているAGCは、求める人材のレベルも高かったと思います。
残念ですが、質問者の意図を理解しきれずに冗長な回答になってしまうなど、自身の手ごたえも微妙だったので納得です。

AGC 一次面接での学び

以下、私なりに今回の面接で学んだことです。

  • 質問の意図が掴めなかった際は、「質問をこう理解した」と宣言してしまうことも大事。
  • また答えに窮した際は質問を要素分解し、それぞれの要素について個別に回答したほうが相手に伝わりやすい。

いずれにせよ業務経験が足りずに不採用だったとは思いますが、面接での受け答えに悔いが残ったのも事実です。

反省を次回に活かしたいと思います!

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