この記事は、東京エレクトロン株式会社の中途採用(総合職)一次面接のレポートです。
世界有数のシェアを誇る、半導体製造装置メーカーですね。
最近では日経平均株価への寄与度ででユニクロと張るくらい、株式市場では注目されています。
営業利益率は驚異の20%超えと、数字が競争力を物語っています。

ちなみに同じBtoBのメーカーでも、ウタルの会社は営業利益率で4%を切ってます。
最近は”TEL”としてCMも見かけますが、一般人にはあまり知られていない渋い会社です。
今回は、エッチングシステム営業部でのポジションで応募しました。
選考の流れは以下のようです。
書類選考・Webテスト → 一次面接→ 最終面接(役員)→ 内定
今回はエージェント経由で応募しており、登録している履歴書・職務経歴書を送るだけでした。
Webテスト翌日に一次面接の案内が来たので、テスト結果は重視していないのかもしれません。
ウタルの転職軸へのマッチ度
ウタルの本音の転職軸とのマッチ度を見ていきます。
- ビジネスパーソンへの知名度
85点:マニアックな業界だが、TELは世界的な技術競争力があり、まずまずの認知度。 - 仕事のスケール
75点:半導体製造装置という狭い市場に特化。BtoBという面ではやや現職と似た会社? - 海外駐在の可能性
90点:顧客である半導体メーカーは、米・中・台に集中。駐在チャンス多し?
技術競争力があり、BtoBですが比較的一般に認知された会社です。
ここ1-2年は世界的な半導体需要の増加もあってか、ボーナスも良いと聞きます。
若干現職と同じBtoBメーカーという点はマイナスですが、これで駐在チャンスも多いのであれば十分転職する価値がある会社だと判断します。
東京エレクトロン 面接対策
東京エレクトロンは設立時にTBSの出資を受けたという、面白い過去があります。
今でもTBSのお膝元である東京・赤坂サカスのBizタワーに本社を構えています。
以下の内容が求人に掲載されていました。
【職務内容】
半導体製造工程全般を理解した上で、顧客のニーズを確認し、自社製品の販売戦略を構築、遂行する。単に一営業というだけではなく、工場の開発・生産部門に加えて、サービスサポート部門に対しても、顧客の要求を満足させるよう部門全体の管理・統括を行う。
【期待する役割】
半導体製造装置の販売・マーケティング活動
対象製品:半導体製造前工程 エッチングシステム装置
半導体関係の基礎知識は多少ありましたが、まず準備としては業界研究を行いました。
半導体というと中々とっつきにくさがありますが、親切な会社案内が公開されています。
https://www.tel.co.jp/about/document/corporate_guide_j.pdf

半導体の上工程を大雑把に言うと、ウェハーの上に膜を成長させ、回路を描き、回路以外の余計なものを削り取るといった流れになります。エッチングは、削り取るところの工程です。
プラズマ(ガス)を使うエッチング装置はかなり技術力がいるらしく、(米)LAM Research、(日)TEL、(米)Applied Materials、(日)日立ハイテクの4社寡占市場らしいです。
※IT Media社の以下記事で勉強しました。
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2112/14/news034.html

また、関係部署を巻き込みプロジェクト管理を求められる求人内容でしたので、現職も同じメーカーであることを活かし、「事業企画リーダーとして開発・製造・経理・営業部門を取り纏めた」とアピールすることに決めました。
東京エレクトロン 一次面接内容
一次面接は、Teamsを利用したオンラインで行われました。
ログインすると、営業部長・部員・若手人事の合計3名がスタンバイしていました。

こんにちは。まず最初に、ご本人確認をさせて頂いてもよろしいでしょうか?

これで見えますでしょうか。
(運転免許証と健康保険証を画面越しに映す)
事前案内がありましたが、東京エレクトロンでは以下の趣旨に基づきIDチェックがあります。
東京エレクトロングループは、加盟する業界団体Responsible Business Alliance(RBA)*
1にて定められた行動規範に基づき、労働に関する責任ある企業運営を推進しております。同規範の雇用に関して定められている要件に則り、当社では、強制労働、児童労働などを防ぐ手順の一貫として面接時に公的機関が発行するIDを用いた本人確認を実施しております。

はい、どうもありがとうございました。
続いて、簡単に現況をお聞きしたいと思います。資料にあります通り、ご希望年収はだいたい700万円程度ということですね。

はい。最低でも、現職の600万円以上をラインに考えております。

現在選考に進まれている会社様の名前を、差支えのない範囲で教えていただけませんでしょうか。

東レ様を受けており、次回が最終面接というご案内を頂いております。
以前にもお話しした通り、業界がバラバラだと突っ込まれたときに面倒なので、ウタルの基本戦略としてこの手の質問は同業界(もしくは近い業界)の会社を受けていると説明しています。

最終的なご入社の決断においては、どういった点を重視されようとしてますでしょうか。

現場・お客様に近いところでニーズを汲み取りながら提案を回していくような営業がしたいと思っています。また海外ビジネスにも大変興味を持っており、その希望が叶いそうな会社様に決めたいと考えています。

ありがとうございました。
私も中途でTELに入社しましたが、モノづくりにおいては今時これほど日本で作っているのかと驚くほどです。それは決してドメスティックというわけではなく、日本で確固たる技術競争力を磨き上げるからこそ、海外市場で高シェア・高利益率の商売ができるのだと思っています。

海外で活躍するフィールドはたくさんありますし、営業は最前線でのPJリーダーという責任感を持って仕事をしていますね。製造装置はお客様のニーズを反映することが命綱のようなものですので、重要な役割を求められます。
話の通りだとすれば、グローバルに働ける環境はありそうです。

これまで行われた仕事内容について、簡単に教えてください。

現職では営業を数年、企画を数年やってきました。営業の商材は○○部品で、○○部品を用いて完成品を作る××業界のメーカーを中心に活動しました。企画業務では、▲▲新製品の事業化に向け市場タッピングや社内体制構築を行っています。

まず営業について。どのような営業スタイルがウタルさんの会社の場合は一般的なのでしょうか。

はい、BtoBですので、基本的に法人営業です。お客様の開発部門担当者へ製品提案を行い、細かなスペックの要求などを引き出したうえで社内技術部門と協議し、再提案するようなPDCAを回していました。購買部門に対しては、価格交渉や量産品の納期交渉も行いますので、自社内の生産状況などを逐一モニターしながらお客様と会話をしていました。

スペックインするにあたって、製品のどんな特長がポイントになるのでしょうか。

そうですね・・・。大枠のスペックは標準規格などがありまして、差別化要素はありません。ですので規格外の仕様、例えば消費電力や長期信頼性がポイントになることは多いかなと思います。
半導体製造装置の営業ですので、技術的な面もある程度知識を付けないといけないのでしょう。
現職でもそういった技術を理解した営業をしているのか、あるいは東京エレクトロンに入社してからの技術習得ができそうな人間なのかを判別するための質問だったように思います。

企画業務では、どれくらいのチーム規模感で事業化を進めていたのでしょうか。

凡そ10-15人程度の人数感で回していました。開発、生産技術、営業、経理といった関係部署のメンバーを巻き込んでいました。

関係者を巻き込むというのは中々難しかったと思います。何を重視されましたか。

関係者が納得するゴール設定を重視しました。最適なゴールを設定するのは当然ですが、皆が自分事として取り組むことが何より大事だと思いますので、要所要所での対話を心がけました。

理解しました。ただ、当社はウタルさんのような部品の販売ではなく、設計だけでも数十人~百人以上が関わるような半導体製造装置を作っています。そうした大人数を取り纏めたような経験はございますか?

そこまでの規模間で仕事をしたことはありませんので、御社が求める経験に対してはやや物足りなさがあるかもしれません。しかし、人数が多くても個々の対話というのは可なる重要になると思いますので、その経験は活かしながら足りない部分は新しく身に着けていきたいと思います。
確かに、装置というのは様々な部品がくみ上げられたものですので、人数規模が膨れ上がるのは当然ですね。背伸びしても仕方がないので、不足点は認めたうえで前向きさをアピールしました。

国内外問わず出張が多いけど、抵抗はありませんか。ちなみにコロナ前は、月の半分が海外出張、かつ日本にいるときもちょくちょく自社工場への出張みたいな人も沢山いました。

はい、現場に深く関わりたいとの気持ちが強くて企画職ではなく営業職を選好していますので、問題ありません!
月のほとんどが出張というのは、かなり私生活にも影響が出てきますね。
本音としては若干ビビりましたが、条件・待遇を見て考えようと思いました。

以上で終了です。何か質問はございますか?

海外出張が多いとのことですが、駐在の機会もありますか。

意外と現地のエージェントに任せている部分も多くて、駐在者は多くはありません。また半導体製造装置はその特性上各ユーザー向けにカスタムが必要となりますが、当社の工場は日本ですので、営業は海外出張で仕入れた顧客要求を日本の工場にフィードバックする役割を特に求められます。

ありがとうございました!以上です。

結果は一週間以内にお伝えしますので、お待ちいただければ幸いです。
オーソドックスな質問が多かったように思います。
製品は違えど同じBtoBメーカーということで、現職の経験もある程度通用しそうな感触でした。
東京エレクトロン 一次面接の結果
その日の夜に、エージェントからメールが来ました。

東京エレクトロン様から、一次選考合格と最終選考日程のご連絡がありました!
おめでとうございます。
次回は役員との最終面接とのことです。
無事通過しました!
連絡の早さから、高評価して頂いたのかなと推察します。
次回、役員との最終面接です!


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