この記事は、川崎汽船の中途採用(陸上総合職)の最終面接レポートです。
三大海運会社の一角、“K”LINEの愛称である同社への挑戦をつづります。
前回一次面接の記事はこちらです。
選考フローは以下の通りです。
書類選考 → Webテスト → 一次面接及び適正検査→ 最終面接 → 内定
そういえば、最終面接前までに健康診断結果をPDFで提出せよとのことでエージェント経由で提出しましたが、特に指定項目とかはありませんでしたね。
川崎汽船 最終面接 当日
今回は土日ではなく、平日午後の面接です。
現職で午後休を取得して臨みましたが、午前中は中々仕事が手に付きませんでした。
きっと転職活動をされている方は、似たようなご経験があるでしょう。
昼休みを迎え、同僚がご飯に出かけていく中、ひっそりと会社をあとにしました。
間違っても周囲に転職活動だとはバレないよう、細心の注意を払います。汗
内幸町の本社に着くと、ギラギラしたスーツの集団とエスカレーターですれ違いました。
これは“K”LINE社員か?双日社員か?そんなことを考えながら受付に向かいました。
川崎汽船 最終面接内容
会議室の前まで案内されました。
中には面接官がいるとのことで、ノックして入室しました。

こんにちは。ウタルと申します!本日はよろしくお願いいたします。

本日はよろしくお願いします。お座りください。
人事部長と役員2名(専務、常務)の計3名がいらっしゃいました。
基本的に人事部長が進行役といった流れでした。

簡単に自己紹介をお願いします。

○○年に新卒で現職に入社し、営業と企画業務に従事しました。営業では法人営業で、××という部品を商材として拡販戦略の構築や利益管理、工場との生産計画立案を行った後、企画業務に移り▲▲という新製品の事業企画、事業開発を行いました。ターゲット市場は既存ビジネスではリーチできておらず、Webを活用したマーケ・認知度向上活動から新規引合いを入手し、最終的な事業化に成功しました。

海外とのやり取りは英語ですか?どの程度使用されていたのでしょうか。

はい英語です。営業時代は海外現法やエンド顧客とのメールのやり取りは毎日行っており、会議も週3回ほどありました。企画業務では定例会議はありませんが、新規顧客を見つけるための英文コンテンツ制作や、海外からの問合せ対応は逐次英語で行っています。

なぜ転職活動をなさっているのでしょうか。

広く社会に影響を与え、貢献に与したいと考えたからです。現職では部品レベルで社会インフラの発展に寄与できましたが、今後はより広範な影響力を持つ仕事に従事し、世界のニーズに対して自身の価値を発揮していきたいとの思いが強くなり、転職を決断しました。

今のお仕事に関して、やりがい、もしくは不満などがあるのでしたら教えてください。

やりがいについてですが、メーカーとして自社の技術力を以て日本から世界の人々を支えるインフラの一部となる製品を提供できるのは、仕事をする中でも大変誇らしく思っていました。一方の不満、というより不安に近いかもしれませんが、、、。部品ですので金額の規模感は小さいため、定量的に規模を見たときに、果たして自分は社会にとって影響を与える仕事ができているのか、という悩みは持っておりました。
現職の不満、というネガティブな内容を伝えるのは難しいなといつも思います。
「現職への批判」とまでは受け取られないように、かつ転職先であればその不満は発生しないだろうと客観的にみてとれるような回答を心がけました。
ここで、専務が質問してきました。

弊社に入社して頂いたら、どのような仕事をしたいと思っていますか?

営業の仕事をしたいと思っています。特に、自動車船に興味を持っています。

海運業の場合、営業といってもただあるものを売るというのではなく、船舶の閑散状況や積み荷の種類、スペース等の日々変動する要素を総合的に提案する、コーディネーターといった働き方になります。イメージとあっていますか?

現職でもかなり社内外の関係者や材料市況などを鳥瞰しながら、「営業は社を代表する窓口としてプロジェクトを統括する」という働き方をしてきましたので、海運の営業はコーディネーターという点も理解しておりますし、現職の経験は活かせる部分も多いと考えています。

確かに、メーカーさんとは業種は違えど、通ずる部分は多いかもしれませんね。ちなみに自動車船を志望されているのはなぜでしょうか。

2点理由があります。1点目は、やはり日本のアドバンテージは世界有数のカーメーカーが存在することであり、彼らに学びながら国際競争力のある船隊事業を磨き上げたいと考えました。2点目は、メーカー出身である私だからこそ、顧客の困りごとを臨場感を伴って理解することができ、顧客に寄り添った提案を行い自社の信頼を獲得できると考えたからです。
専務はにこやかに頷いてくれたので、及第点の回答ではあったのでしょうか。
大らかそうな印象の方で、会話のテンポも良かったです。

海外で働くことへの抵抗はありませんか?もしくは、ウェルカムといった感じでしょうか?

ぜひとも海外の方と働きたいと思っています。お話ししました通り世界規模での仕事へ従事したいという思いがありますので、むしろ希望しています。

ご家族はどうおっしゃっていますか。寂しい、もしくはさっさと一人で行ってこいとか?笑

妻は転職活動を応援してくれております。彼女自身留学経験もあるので、もし仮に駐在といったチャンスをいただけた際には、残念ながら付いてきたがると思います。笑
あ、決して夫婦関係が悪いわけではなく、仲睦まじく暮らしてます!!!
常務はくだけた物言いで、雰囲気を和ませてくれる感じでした。
私も空気に従って若干冗談を交えた返答をしまして、面接官もみな笑顔を見せてくれました。

ありがとうございました。笑
駐在の話と少し重なるかもしれませんが、当社ではジョブローテーション制を採用しておりますので、希望通り営業部へ配属とはならないかもしれません。というより、間違いなくキャリアの中で営業以外の部門も経験すると思いますが、そこは問題ないでしょうか。

御社は社員に経営者目線を育成する方針と理解しておりますし、私自身初めてのことに挑戦するのは割と好むタイプですので、ジョブローテーションはポジティブに捉えています。高校時代は○○というスポーツにも、未経験でしたがとりあえずやってみるかの精神で挑戦しました。
ここでまた、高校大学でのウタルの部活動の話で盛り上がりました。
結構体力を使うチームスポーツで、ウタルは前線で泥水をかぶりながら体力を使いまくるポジションだったことを説明し、良い雰囲気で終われたと思います。

最後に、他の海運会社へは応募されていないと聞いていますが、数ある海運企業の中で弊社を選んで頂いた理由はなんでしょうか。

御社は、日本初の自動車専用船やLNG船の事業化を成し遂げるなど、変革に挑む社風があります。日本郵船は総合物流を掲げフォワーダー業務も手掛けていますが、それはあくまで他社が行っている既存事業へ進出したに過ぎません。商船三井の海洋発電事業なども同様です。一方で私は、お客様のニーズ起点で、そこに自社の強みを掛け算した事業こそが本質的な競争力だと現職の▲▲事業化の経験から実感しており、そうした動きに積極的な会社は川崎汽船が一番だと考えております。

時間が来てしまいましたが、最後に一つだけ質問はございますか?

御社の今後の注力分野を、可能な限りで教えていただけませんでしょうか。FSRUのようなサービス船はどうお考えでしょうか。
前回記事でも書いた通り、川崎汽船にはこれといった特徴がありません。
どのような事業戦略を持ち、今後10年20年先を戦っていこうと考えているのか、将来勤めあげる可能性のある会社ですので、率直に理解しておきたいと思いました。

コンテナ船事業は、一時期の厳しい市況の中でご存じの通り邦船3社と組んでONEに集約しましたが、ようやく少しずつ利益が出せる体質になってきましたので、今後も規模・利益ともに出せる事業へと伸ばすべく、船舶導入や航路拡充をさせたいと考えています。FSRUも前向きに事業検討しておりますし、今後は環境対応というのも海運業界は一つのゲームチェンジャーになると思いますので、LNGやアンモニア燃料船といった取り組みにも注力したいと考えています。
若干大雑把な説明にも感じましたが、この場でこれ以上の質問は不適切と考え、内定がもらえたら後から聞こうと思いました。

ありがとうございました!
終始和やかな雰囲気でした。役員の方々の人当たりの良さを鑑みるに、やはり個人でガツガツではなくチームで合意形成をしながら働く会社なんだろうと思いました。
現職の経験については、一次面接で聞かれたからかあまり深堀されませんでした。
エージェントからも言われておりましたが、人物重視の選考という印象でした。
会話も盛り上がりましたし、手ごたえを感じながら帰路につきました。
川崎汽船 最終面接結果
確か結果連絡まで3-4日かかったような記憶があります。
面接後は正直通った自信がありましたが、逆にこれで落ちてたら自分に自信がなくなるという相反した感情を抱きながら悶々と過ごしていました。
そして、エージェントから連絡がありました。

ウタルさん、おめでとうございます!
川崎汽船社から、内定のご連絡を受領しました。
内定通知書を別途メールしますので、5日以内にご意向を伺わせてください。
本当におめでとうございます!!!!
内定でした・・・!
本当に嬉しくて、仕事中でしたがその日たまたま有休を取っていた妻に電話をしたくらいでした。
新卒の就職活動で現職から内定をもらった時なんかと比べ物にならないくらい、喜びが爆発していたことを記憶しています。
新卒時に憧れていたグローバルな海運会社、一般的に業界の垣根を超えることが難しいとされる転職市場。そんな中で、大したハードスキルもないウタルへ未経験でも内定を出して頂けたことが、嬉しくてたまりませんでした。
余談
このブログを書くにあたり改めて川崎汽船のことを調べていると、以下の記事を発見しました。
川崎汽船が、Attackという会社のダイレクトリクルーティングを活用した体験談です。
https://www.wantedly.com/companies/attack-inc/post_articles/372919
川崎汽船のような大手企業でも、優秀な人材を集めるために苦労しているんですね・・・
改めて、多くの応募者の中からウタルを採用してくれたことに、感謝申し上げたいと思います。
(きっと私の面接官はこんなブログ見てないでしょうが)



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