この記事は、ソフトバンクの中途採用(総合職)の一次面接レポートです。
通信キャリア事業を手掛けるソフトバンク株式会社への応募です。
念のため補足すると、持株会社のソフトバンクグループ株式会社ではありません。
「グローバル通信事業企画」という職務への応募でした。
衛星通信など、非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Network)の推進業務です。
NTN事業戦略の立案、NTN事業戦略に基づいたOneWeb/HAPS/Skylo等のソリューションにおける各種事業計画の策定といった業務を担当します。
今回はエージェント経由での応募でした。
選考フローは以下の通りです。
書類選考 → 一次面接 → 最終面接 → 内定
特に筆記試験はありませんが、最終面接では英語インタビューの可能性ありとのこと。
身構えてしまいますね・・・
海外の政府・通信事業者などとの折衝、アライアンスや各種契約書の交渉などで、高いレベルの英語力を求められているようです。
ウタルの転職軸へのマッチ度
毎度恒例、100点満点評価でウタルの本音の転職軸とのマッチ度を見ていきます。
- ビジネスパーソンへの知名度
100点:消費者向けに携帯電話通信サービスを行っていますからね。当然です。 - 仕事のスケール
95点:自社保有を含む無人航空機・衛星を利用したグローバルな通信戦略に関わる。 - 海外駐在の可能性
60点:ソフトバンクで駐在というイメージは薄い。出張は多いのかも。
世界規模で人々の生活に直結したサービスの推進ができる。わかりやすいし、やりがいMAXです。
海外駐在の可能性はそれほど、とエージェントから聞きましたので、その点だけがやや懸念。
ソフトバンク 一次面接対策
まずはNTN(非地上通信)についての勉強です。
ソフトバンク社のリリース情報で、NTNの説明がありました。
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20211119_01

要は、通常の地上基地局よりも広範囲を効率的にカバーしようという発想が非地上通信です。
成層圏(無人航空機)・低軌道衛星・静止衛星と、それぞれ高度によって分類されています。
ソフトバンクは成層圏のHAPS MOBILE社(無人航空機開発)、OneWeb社(低軌道衛星サービス)に出資しているほか、Skylo社と提携し静止衛星サービスも行える体制を築いています。
エージェントからのアドバイスでは、

ソフトバンク社でどのようなことを実現したいか、ソフトバンク社に興味をもった理由や志望動機などを中心に深堀されます。通信の知識は最低限準備は必要ですが、知識よりもこれまでの仕事の取り組み姿勢、事業成功のための考え方、語学力を含めたグローバルビジネス経験が重視される印象です。
ということで、正直ウタルには誇れるほどの語学の自信はありませんが、志望動機を準備して臨みました。
ソフトバンク 一次面接内容
東京・竹芝の本社で面接かと思っていたのですが、コロナウイルスの影響でGoogle Meetを使用したオンライン面接となりました。
定刻通りログインすると、30才前後の人事、配属部門長、配属部門プロジェクトリーダー(配属部門PL)の3名がいらっしゃいました。簡単に自己紹介がありましたが、配属部門長はにこやかな方、人事はクールっぽい方、配属部門PLはちょっと陰キャラっぽいクセのありそうな印象でした。
ちなみに新卒の就職活動だと、ソフトバンクの人事はその印象の良さで多くの学生から支持を集めているとよく聞きます。
最初は人事から現職年収、希望年収、併願先を確認されたうえで、質疑応答が始まりました。

学生時代にはどのような勉強に力をいれておられましたか?
職務経歴を話す前に、学生時代の質問です!全く予想外。
AGCの面接を経験していなければ、即答できなかったと思います。

○○学ゼミの活動に注力しました。○○学とは特定の土地において産業の集積や都市の形成が起こるかどうか、あるいはなぜ起こるのかを理論的に分析する学問です。具体的には▲▲産業に着目し、~という活動を通して研究成果を纏めました。

なぜ今の会社に入社したのですか。

社会を支える、海外ビジネスに携わる、という2点を重視して就職活動をしておりました。インフラ関連製品を手掛けているBtoBメーカーがマッチすると考え、現職に入社しました。

なぜ転職活動を決断されたのでしょうか。

規模感の大きなビジネスに挑戦したいと考えたからです。現職では部品レベルでグローバルな社会インフラの発展に寄与してきましたが、あくまでサプライヤに留まっていました。

大きなビジネスに携わりたいとのことですが、ソフトバンクで何を成し遂げたいと考えておりますか。

非地上通信を活用して、資源掘削現場でのIoT化を促進するビジネスを実現したいと思います。コマツなど建機メーカーでは既に建機のIoT化に取り組んでいますが、現状ではまだ稼働率などの小さなデータを集約しているに過ぎません。

着眼点は理解しますが、ソフトバンクが参画することで現状の建機メーカーのサービスと何が異なってくるのでしょうか。

御社が手掛けるHAPSを活用すれば、将来的に省人化・無人運転化まで実現可能と考えています。HAPSは地上基地局並みの高速・低遅延通信にも対応できるとされています。危険な掘削現場にはHAPSの無人航空機を飛ばし、地上側の建機からリアルタイムで画像音声共有しながら、遠隔操縦を可能にするビジネスモデルが実現できると考えています。

ふむふむ。ありがとうございました。結構通信事業のことは調べて来てくれたんですね?

はい!現職でも通信機器用の部品を扱ったことがありますので市場感は持っておりますし、応募にあたって御社の事業のことは事前に勉強させていただきました。
ここまではかなりいい雰囲気だったのですが、配属部門PLから中々鋭いことを突っ込まれました。

ウタルさんのビジネスモデルについてですが、それは事業として、すなわち投資対効果で見たときにペイするモデルだとお考えでしょうか。

(5秒ほど考える・・・。)
省人化できるとなればその分人件費が浮くので、月5,000ドルでも十分サービスができると考えます。無人航空機1台あたり年間500,000ドルのコストがかかるとして、年契を10社以上と締結すれば十分利益になりうると思いました。
すみません、ざっくりした数字感になってしまっていますが、勿論ビジネスを行うにおいてはもっと踏み込んだサービス企画、原価企画をする必要はあると考えています。
質問された瞬間、「そこまで具体的に準備する必要があったのか~」と焦りました。
咄嗟に数字を口走りましたが、何を以て5,000ドルのサービスというのか等、根拠不明なワードを羅列してしまいました。
考えのなさを見抜かれたのか、深堀はされませんでいた。

外国企業と英語で契約締結するなどの経験はありますか?今回の募集は、海外において政府や自治体を相手としたハイレベルな契約交渉が想定されるポジションですが。

現職では米国や中国の企業と、フロント対応として秘密保持契約から共同開発契約まで割と幅広く行いました。

英語には不自由ないですか。

帰国子女や留学といった経験はなく、決してネイティブレベルとは言えません。現職ビジネス上の意思疎通はかなり柔軟に行えていると思いますが、日本人英語感はあります。
語学力については下駄を履かずに答えました。求人情報からも英語重視が読み取られたので、ここはきちんとウタルのレベル感をお伝えしたうえで、相手に判断してもらうと決めていました。
英語インタビューもあるかなと思っていましたが、特にありませんでした。

職場の同僚からウタルさんはどう評価されることが多いですか。

マニアックだと言われることがあります。例えば扱っている商材一つとっても、普通はそんな細かいところを気にしないのにウタル君は詳細まで知りたがるんだね、とよく言われます。私としては製品や市場のことを深く知るのは当然だと思っていたのですが、もしかすると人よりも好奇心が強いのかもしれません。

両親からはどう評価されることが多いですか。

手がかからない子だったと言われました。特に何も言わなくてもそれなりにきちんと宿題や習い事をこなす子供でしたし、部活動や進学先もいろんな人から情報を得ながら自分で決断していたという理由です。

最後に、学生時代の友人からはどう評価されることが多いですか。

温和そうに見えて結構アツいところがあると言われます。体育会○○部に所属していたのですが、練習や試合での私は普段とは違い大声でチームを引っ張るような檄を飛ばすと、同級生からは驚かれたことがあります。
怒涛の他己評価3連発質問でした。新卒就活の時もたまにこういった質問を受けましたが、どういう意図があるんでしょうかね。よく就活では、面接官が受けた印象と他己評価がマッチしていれば面接官は安心するし、逆だと猫をかぶっているのではと警戒心を生むとアドバイスされた記憶があります。

ありがとうございました。最後に、ウタルさんから質問はありますか?

グローバルな事業企画職だと理解しておりますが、出張や駐在といった頻度も多いのでしょうか。

コロナ前までは、出張は多くありました。現地に提携エージェントもいますが、やはり現場に行って直接交渉をしながら市場のニーズを理解するというのは重要だと思っています。駐在については多くはなく、日本をヘッドクオーターとして各地に指示を出していくイメージです。

ありがとうございました!質問は以上です。
時間にして40分程度でしたでしょうか。
配属部門PLとの質疑応答にて、結構拙い点を露呈してしまいました。
完全にダメだったというわけではないですが、総合するとやや合格点には至れなかったかな、と落ち込みながらPCを閉じました。
ソフトバンク 一次面接結果
面接当日の夜にはエージェントから電話がかかってきて、感触等をヒヤリングされました。
同じ求人を受けている候補者がいるらしく、情報を整理したうえでアドバイスしたいとのことでしたが、多分ウタルのためというよりその候補者のために情報収集しているんだろうと感じました。
面接結果については、その週内に正式連絡が来ました。

お疲れ様です。ソフトバンク様から連絡が入っています。
残念ながら、今回はお見送りということでした。
「転職理由および語学力不足の面からミスマッチと判断したため」という落選理由です。
英語の面は正直に伝えたので、後悔はありません。
ウタル自身振り返ってみて思うのは、社会課題を解決したいという面をアピールしましたが、具体性が足りなかったと反省しています。具体的にどのような課題があって、それに対してどういったアプローチをしていけば事業として成功の青写真が描けるのかについて、特にアプローチの点が欠けていたと思います。
また、これは後に別の企業の面接時に気づきエージェントにクレームを入れたのですが、エージェントの営業パーソンは「ウタル氏は海外駐在したい思いが強くて転職活動をしている」と企業側へ前面に押し出していたそうです。
本音はその通りですが、企業からしてみれば大した経験がないのに執着が強い奴は、採用に腰が引けてしまいますよね。
(ちなみにウタルは大した経験がないからこそ、駐在して経験を積みたいのです!)
勿論、今回はそもそもウタルの実力不足で落選したと自分自身納得していますが、こうした積み重ねがウタルのエージェント嫌いを助長させ、後のソニー等の直接応募に繋がりました。
以上で、ソフトバンクの選考体験記は終了です!泣


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