この記事は、東レ株式会社の中途採用(総合職)二次面接のレポートです。
前回の記事はこちら。
前回に続いて、水処理事業での選考となります。
「水は東レのトレビーノ♪」でおなじみの家庭用浄水器ではなく、水処理膜の営業という求人です。
選考フローをおさらいすると、以下の通りです。
書類選考・テストセンター → 一次面接(マッチング面接)→ 二次面接(職場面接) →
適性テスト・処遇面談→ 最終面接(役員)→内定
今回は対面での面接となります。
東レ 二次面接当日
平日に午後休を取得し、本社である日本橋三井タワー(三越前駅直結)へ向かいました。
東レはもともと三井物産の繊維部からで分社独立しており、今でも三井グループに分類されます。
日本橋三井タワーは三井不動産の物件で、オフィスフロアには東レ以外にもデンカ(旧電気化学工業)、中外製薬などが入居しているようです。綺麗な建物です。
高層階には高級ホテルグループ「マンダリン・オリエンタル東京」があります。
地下には何件かのカフェ・飲食店が軒を連ねています。
おなかが空いたウタルはフレッシュネスバーガーに立ち寄り、クラシックチーズバーガーを胃に流し込みながら、面接で話す内容の最終チェックを行いました。
ビルの綺麗なトイレでお手洗いを済ませ、いざオフィスビルへ!
受付を済ませ待機していたところ、一次面接を行ってくれた人事課長さんが登場し、面接室へ案内してくれました。
東レ 二次面接内容

(コンコンっ(ドアをノックする音))失礼いたします!
中には3人の方がいらっしゃいました。
またリモート画面上から、一次面接を担当した人事課長も参加されました。

こんにちは、メンブレン事業第1部の一課長です。

こんにちは、メンブレン事業第2部の二課長です。

こんにちは、メンブレン事業第3部の三課長です。

いきなり3人も出て来てすみません。まずは簡単にこちら側の紹介をさせていただきます。
東レの水処理事業は3事業部に分かれています。
まず私が所属する第1部は、RO(逆浸透膜)を扱っています。
第2部は、RO膜以外の種類の水処理膜を扱います。
第3部は、日本国内向け担当ということで、すべての種類の水処理膜を担当しています。

実はウタルさんの会社の工場にも、営業をしに行ったことがありますよ

一課と二課は海外顧客を担当します。私は数年前まで中東に駐在していました。
東レの組織図は企業サイトに上げてあったので、詳細は下記からご確認ください。
https://www.toray.co.jp/aboutus/organization.html
フランクな方々という印象で、かなり温かい雰囲気を先方から醸成してもらえました。
実際に一緒に働くことになる方々ですので、面接官の印象が良ければ求職者側も安心します。
ちなみに新卒就活の場合は、ウタルは面接官の雰囲気に騙されないように気を付けていました。
新卒採用の場合は面接官が人事部のパターンが大半なので、実際の配属先とは無関係な人たちだからです。

ではまずは、ウタルさんの自己紹介、経歴の紹介をお願いします。

改めましてウタルと申します!○○年に現職へ入社し、~(以下略)。ちなみに学生時代は体育会××部に所属しており、今でもスポーツや体を動かすことが好きです!
××部か~、と3人とも爆笑していました。

ごめんなさいね。うちの会社はなぜか××部だったって人が多くて、つい面白くなってしまいました。なぜか、そういう人を引き寄せる重力みたいなものがあるんでしょうね~。笑

別に××部の先輩たちの働きが悪かったとか、そういうネガティブな意味ではないから安心してください。笑 むしろエース級と呼べる人たちもたくさんいます。

では、仕切り直して。
志望動機を教えてください。

唯一無二の競争力を持つ東レの水処理膜を通じて、人々の豊かな生活を支えるというやりがいに惹かれました。「環境の世紀」である21世紀において、高品質な水処理技術は国や人種を問わず重要な課題であり、挑戦であると考えます。現職でも▲▲といった製品の事業化にチャレンジし、関係者と協働して社会課題の解決に貢献ができたと考えています。具体的には~(以下略)。今後はこのチャレンジ精神と実行力を、より直接的に人々を支える業務に注ぎたいと考えました!

ありがとうございます。社会課題を解決するとのことで、仕事のやりがいを重視されて応募して頂いたんですね。ちなみに現職の会社に入られたのは、どうしてでしょうか。

はい、新卒時代の就職活動の軸は2つあり、広く社会を支えられる仕事と海外と商談ができる仕事という2点を重視して、現職に入社しました。

その思いは現実として成し遂げられなかったということでしょうか。

▲▲という製品を通じて、一定の社会への貢献、影響は与えられたと自負していますので、その意味では新卒時代の思いは実現できました。ただ、用途としてもニッチな市場であり、広く社会へ影響を与えるようなものでは、残念ながらなかったかなと思います。また、部署異動したことに伴い海外との商談機会や駐在といったキャリアからも少し離れてしまいました。

英語は自信ありますか。

ネイティブレベルではありませんが、現職業務でも使用機会がありますし、柔軟には会話できるほうかと思います。

ちょっと意地悪な質問ですけど、ウタルさんの話を聞くと、現職の今の企画業務ではなく、もともと在籍されていた海外営業部であれば、不満は解消するのではと思えました。仮に東レから内定が出て現職の上司に退職意向を伝えた際、「わかった、じゃあ海外営業に戻してやる」と言ってもらえたら、敢えて転職しなくてもよいのではないでしょうか。
確かに建前上の転職の軸では二課長のおっしゃる通りです。
ただ、一次面接体験記でも記載した通り、「ビジネスパーソンにとっての知名度」という点も働き甲斐として重視したウタルにとって、現職を続けるという解は全く存在しません。

あまり現職に対してネガティブなことを申し上げるのは適切ではないかもしれませんが、現職の事業では全般的に、キー部品を外注に頼るなど本質的な事業競争力に疑問を抱いておりました。勿論、いかにそのビハインドな状況からビジネスを回し続けるかの観点で一生懸命取り組んできました。しかし、今後まだ何十年も自身のキャリアは残っていますし、バリバリ働いていきたいとも思っている中で、果たして現職にこだわり続けるのは、この人手不足が叫ばれる社会にとっても不利益なのではという思いがあります。
やや長めの回答になってしまいましたが、正直な気持ちでした。
以前の記事にも書いた通り、知名度とは本質的な事業競争力から生まれるとウタルは考えています。

また、上司とは対話の機会を通じて、定期的に私の思いと異動希望を1年半以上伝えてきましたが、今に至るまで実現しません。ここで私が退職のカードをちらつかせた瞬間に、「じゃあわかった、異動させる」となるのも自分自身腑に落ちません。私自身の義理・人情面でも、これまでお世話になった会社に対して退職を伝えたらそれが最後で、翻意して居座り続けるというのも違うと思っています。
すみません、ちょっとめんどくさい奴だと思わせてしまったかもしれませんが、、、、私自身今回の転職にあたって熟考して決断しておりますことは、ご理解頂けるとありがたいです。
後半はやや何言っているか微妙な感じになってしまいましたが、自分の能力を社会に貢献させたいという熱い思いを、自分の言葉で伝えるという点に主眼を置きました。
また最後に、自分が若干めんどくさいことを言っている自覚はあるんですよとフォローする意味で、言葉を付けたしました。

面白いですね。めんどくさいと思う人間もいるかもしれませんが、そうやって自分自身を客観的に捉えてキャリアを考えることは重要だと思います。
もう一つ質問です。海外で働きたいということも重視しているようですが、
・現地で全くの新規事業を始める
・既存事業を現地で広げていく
という2者択一の場合、どちらを志望しますか。

どちらも企業にとって重要な課題ですので、中々悩ましい質問です。
二者択一であれば、後者の既存事業を現地で広げていく活動に注力したいと思います。

水処理膜事業もそうですが、世の中全般的に業界を問わず、変化の激しい市場になっています。一昔前までは、既存事業といえば黙っていてもそれなりの成果が出るというビジネスモデルでしたが、今の世の中は世界各国で競争が激しくなり、既存事業であっても中長期で稼ぎ続けることは、新施策や顧客開拓などにかなり力を入れなければ難しい情勢です。

しかし、やはり安定したキャッシュ供給源として既存事業がなければ、そもそも新規事業への投資もままなりません。企業が海外駐在者に求めるものとしては、確固たる事業基盤を現地で構築し続けることだと私は考えているため、より後者を志望します。

ありがとうございます。
なんか、お手本みたいな良い回答をしてくれましたね。笑

すみません。笑
現職で私自身が事業を生み出すうえで悩んできましたので、こうした考えに至ったのかもしれません。
多分正解はない質問だったと思いますが、ウタルにしてはそこそこの回答ができた気がします。
二課長とは何となく波長が合った気がして、ここで働くのは居心地いいかもと感じました。

日系のBtoBということで、文化としてウタルさんの現職とも近い部分があるかもしれません。
営業ですので勿論社外の関係者とかかわる機会が多いのですが、一方で社内との折衝や資料作成といった業務もあります。そのあたりはいかがでしょうか?

おっしゃる通り現職でもそれに近い働き方をしてきたかなと思います。巷のメディアではよく日系企業の合議制文化のような仕事は糾弾されますが、私はポジティブに捉えることが多いです。ボトムアップで多様な事業を生み出して来たからこそ、企業としての幅が広がり、独自事業が競争力を発揮することも多いでしょう。
勿論上述した気持ちも真実ですが、一方で現職では、下っ端に資料や調査をさせるだけさせて結局決断をしない、責任回避型の経営層によく接してきました。
ポジ・ネガ半々か若干ネガ寄りというのが本音ですが、面接ではポジを前面に出しました。
まあウタルの性格的に、外資のようなシステマチックすぎる会社も合わないと思っています。
結局体育会系文化で育った人間ですので。笑
この後、先方から事業や働き方の紹介がありました。
お客さんはプラント会社がメインとなるそうですが、大規模なプロジェクトになると東レもプラント会社とパートナーシップを組み入札案件に参画することもあるそうです。
また直接的な売り先はプラント会社でも、その先の実ユーザーへのアプローチにも注力中とのこと。
実ユーザーと仲良くなり継続的な受注獲得は勿論のこと、生の声やニーズを率先して入手し自社製品にフィードバックを掛けることで、東レの競争力向上に努めているようです。
最後に、逆質問の時間がありました。

海水淡水化、汚水処理、産業用途など水処理も複数の市場があると思います。
一番大きな市場はどこでしょうか。

汚水処理ですね。浄水場などのイメージです。
特に海外ではまだまだ上下水道の整備が未発達なエリアが多いので、ポテンシャルも大きいと思います。

活躍している人の特徴はありますか。

忍耐強く物事に取り組める人間、というのはあるかもしれません。
東レの企業文化を『超継続』と呼ぶことがあります。極端ですが、途中で諦めるから失敗という結論になるのであって、諦めずに続ければ失敗しないと言えます。
炭素繊維などもまさにその代表格で、開発自体は何十年も前に行った製品ですが、昨今の軽量化の流れを受けてようやく日の目を見るようになりました。

質問は以上です!
ありがとうございました!
面接の出来としては、受かったかな、という印象です。
未経験の業務ではありますが、同じBtoBの営業ということで共通項はありましたし、面接官との会話もスムーズで、終始良い雰囲気でした。
結果は後日メールで連絡するとのことです。
東レ 二次面接 結果
翌日、エージェントから連絡を受領しました。

二次選考通過です!おめでとうございます!
通常は国内営業で経験を経てから海外営業へ進むそうなのですが、
ウタルさんの場合は現職の経験を踏まえて、最初から海外営業で考えるとのことでした。
次回はクレペリン検査と処遇面談です。その後、役員との最終面接となります。
無事に突破することができました!
エージェント曰く、配属部門との二次面談が山だそうで、ここを突破できたのならかなり企業側は採用に前向きだろうとのことでした。
いきなり海外営業からスタートさせて貰えますし、高評価をして頂いたのかな、と思います。
処遇面談では給与等の打診があるそうですので、鼻息が高まります。
次回、適性テストと処遇面談です!


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