ソニー 中途採用 一次面接 体験記

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ソニー株式会社の中途採用(総合職)一次面接の体験記です。

2021年4月1日付で旧ソニー株式会社は、ソニーグループ株式会社に商号変更しました。
ソニーグループ株式会社がグループ全体の本社間接機能を有し、傘下の事業会社(ゲーム、音楽、映画、エレキ、イメージセンサ、金融)を統括するという組織体制です。
https://www.sony.com/ja/SonyInfo/CorporateInfo/Data/organization.html

なお、ソニー株式会社の商号はエレキ事業に引き継がれたため、新制:ソニー株式会社=テレビ、携帯電話・スマートデバイス、オーディオ機器、デジタルビデオカメラ、プロ用放送機器を開発・生産・販売する会社という位置づけになりました。

ウタル
ウタル

ソニーグループのことはソニーグループグループと呼ばないといけないのか?

ややこしいことこの上ない!!!

今回は新制:ソニー株式会社へのエントリーです。放送局など映像制作企業に対して、ソニーの制作機材・サービスをマーケティングするポジションでの求人でした。海外販社や海外顧客とのやり取りが主務らしく、駐在といったチャンスも多そうです。

ソニーといえばBtoCです。
しかし各求人を熟読した結果、コンシューマ事業に応募するには現職の経験だと弱いと冷静に判断し、少しでも現職と共通項を見出せそうなBtoB寄りの本ポジションに応募しました。

なお映像関連は品川本社や大崎ではなく、みなとみらいでの勤務となります。

ウタルの転職軸へのマッチ度

ここで一度、100点満点評価で、ウタルの本音の転職軸とのマッチ度を見ていきます。

  1. ビジネスパーソンへの知名度
     100点もはや説明不要でしょう。
  2. 仕事のスケール
     90点自社ブランドの最終製品を世界に届ける仕事。夢があります。
  3. 海外駐在の可能性
     80点多角化しすぎてエレキ事業の海外度合いが不明。まあ可能性は多い方でしょう。

もはや説明不要かもしれませんね。

今でも外国人にとっては、日本企業といえばトヨタ・ソニーと思われるくらい、絶対的なネームバリューを持っています。

社内競争や事業切売りは盛んなイメージですが、仮にソニーを退職したとしてもそこで学んだマーケ手法や経歴は次のステップに活かせると思い、働くうえでの不安は感じませんでした。

ソニー 選考対策

Purpose 『クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす』

ハード、ソフト、金融など幅広い事業を手掛ける同社は、「感動」の提供を理念としています。
選考対策というと自身の経歴PRや想定質問に集中しがちですが、企業理念の理解はマストです。

また、ソニーの場合はどれほど自社商品を好きか、理解しているかという点を新卒採用では重視されているので、中途であっても企業や商品のことは勉強するよう心掛けました。

ちなみに、これより2年ほど前、某エージェント(RA)にソニーへの応募を蔑ろにされた苦い経験があったので、今回はエージェントを使わずに企業サイトから直接応募しています。

選考フローは以下のようです。

書類選考→一次面接(職場)→二次面接(人事)及び適性検査(SPI)→内定・条件提示

書類応募はWeb上で各設問を埋めていくという方式でした。
オーソドックスなものでしたが、「ソニーでどんなことをやってみたいか」を800字程度で記述する点は悩みました。今回の職務内容はプロ用機材であり、商品理解が難かったのです。

何とか、Web情報だけでなくソニー社員の友人の知恵も拝借し、放送伝送規格のIP(Internet Protocol)化という観点から社会課題を解決したいという趣旨を述べました。たまたま現職の営業時代に通信用半導体デバイスを扱ったことがあり、IP(Ethernet)の基礎知識はありました。
また、平井一夫・前CEOの名著『ソニー再生 変革を成し遂げた「異端のリーダーシップ」』を読み、そこで触れたソニーの文化に絡めた表現も心がけました。

ちなみにウタル的に、数ある経営者書籍の中でこの本は最も響きました。傍流である音楽事業(米CBSとの合弁企業CBS・ソニーレコード株式会社への入社)から、米国でのPlayStation事業を経てソニーグループのトップに立ち、没落していたソニーを復活へと導いた平井氏の生き様を臨場感を持って味わうことができます。

応募から2週間ほどで、書類選考通過の案内メールを受信しました。

ソニー 一次面接の内容

感染症対策の観点から、面接はすべてTeamsでのオンライン形式です。
一次面接は若手人事1名と、配属部門の課長とPJリーダーの計3名が登場しました。

ソニーというと、よく言えばスマートな、悪く言えば鼻につくタイプが多いという先入観がありましたが、思ったより落ち着いた方々でした。toCとtoBではカラーが違うのかもしれません。
人事と簡単な経歴確認を行った後、面接が始まりました。

PJリーダー
PJリーダー

まずはご自身の職務内容と強みを教えてください。

ウタル
ウタル

はい!○○年に新卒で現職に入社し、営業と企画をやってました!強みは関係者の意見を冷静に汲み取り企画・実行を行うことです。具体的には~・・・、あれ?えっと~。。。

なんと、ここで具体例の説明内容をド忘れするというポンコツっぷりを発揮。
志望度はかなり高く、準備も怠らなかったのですが、入社したいという気持ちが強すぎたのか普段のウタルでは考えられないイージーミスをしてしまいました。

強みは冷静さとか言ってるくせに・・・

PJリーダー
PJリーダー

Web面接だから慣れないですよね笑

一度落ち着いてもらって大丈夫ですよ。

なんとか頭を再整理できましたが、色んな焦りからたどたどしい喋り方になった感は否めません。
HPは大幅減少、初っ端から面接官の印象を下げてしまいました。

やはり、出だしで躓くと自分自身のメンタル的にもかなりビハインドです。

PJリーダー
PJリーダー

今回の転職理由と、弊社の志望理由を教えてください。

ウタル
ウタル

転職理由は、ユーザーの近くでニーズを汲み取りながら提案、刈り取りまで実行したいと考えたからです。現職は企画部門として、上流の戦略検討や種まきはできますが、顧客興味を引けてからの提案・刈り取りとなると営業部門管轄となり、自身は直接関わることができません。

ウタル
ウタル

志望理由ですが、今回の求人は、マーケでありながら直接ユーザーに接する機会が多い職種で、しかも今後成長が期待される海外市場での業務がメインとのことでした。成長や変化の激しい市場において関係者を巻き込みながら事業を生み出していく自身の能力も活かせると自負しておりますし、ソニーが絶対的な強みを持つイメージング技術と、IP化といったシステム側でのトータルソリューション提案で新たな市場へ挑戦したいと考えました。

ここで課長が参加してきました。

課長
課長

ウタルさんがイメージするIP化、とは何のことでしょうか。

ウタル
ウタル

従来のSDIインターフェースから、通信市場で一般的なEthernetプロトコルへの移行を広い意味でIP化と申し上げています。

課長
課長

なるほど。私自身はIP自体には詳しくないのですが、やはりお客様はプロフェッショナルも多いので、伝送方式や規格の話になることはよくあります。
しかし、映像市場においてIPというのは一つの切り口でしかなく、他にもたくさんの方式があります。そのあたりのご見識はいかがでしょうか。

ウタル
ウタル

正直に申し上げると、Ethernet以外の知識はほぼないに等しいです。しかし、現職でも文系というバックグラウンドから、かなり込み入った通信技術の知識を習得しましたので、小難しい技術を前向きに学んでいくというメンタリティは備わっていると自負しています。

働く上ではあったほうがいい専門知識でしょうが、求人でも必須条件ではなかったので、即戦力ではなくポテンシャル採用の側面もあると思い自信をもって返答しました。
頷いてはくれていたので、及第点の回答にはなっていたのかなと感じました。

PJリーダー
PJリーダー

ところで、クラウドを利用したサービスの経験はありますか?

これまで映像事業ではハードの販売に注力してきましたが、今後はサービス・ソフトを利用した商売にも力を入れていきます。具体的には、例えば生放送中に、それまでクラウドに保管していた映像を高速でサーバから取り出し、リアルタイム制作の幅を広げるサービスなどです。

ウタル
ウタル

サーバー機器メーカーへ部品を販売したことはありますが、サーバーを利用したビジネスという経験はありません。

PJリーダー
PJリーダー

映像制作、動画制作の経験はありますか?

ウタル
ウタル

業務ではありませんが、プライベートでは動画をAdobeで編集し、楽しむこともあります。しかし、「御社のカメラ(αシリーズ)を使ってVlogをやってます!」とこの場でご紹介できるほど、残念ながら面白いコンテンツを持っておりません。汗

えー見てみたかったのになー、と冗談で乗ってきてくれたので、ウタルのポンコツが招いた凍てついた雰囲気はだいぶ改善しました。

PJリーダー
PJリーダー

英語は自信はありますか?

ウタル
ウタル

ネイティブレベルではありませんが、現法や海外顧客と会議、出張面談などは何年も経験してきましたので、柔軟には会話できるレベルかと思っています。

課長
課長

今回の募集に関して、どういった働き方をイメージしておられますか?

ウタル
ウタル

はい、基本的には各海外拠点の現地法人にセールススタッフがいるので、彼らを本社から支援するような働き方をイメージしています。例えば、顧客の困りごとを想像し、それを解決するためのソリューションを本社から提案してあげることで、顧客のニーズがどこにあるのかを確認するといったPDCAサイクルを回していくような動き方です。

課長
課長

確かに、そのような働き方も求めています。一方でそういったユーザー目線の仕事だけでなく、利益管理や販売チャネル戦略構築などの業務も同じくらい重要で、その全てを担っていただかなければなりません。

ウタル
ウタル

はい、現職でも現法の利益管理業務は行ってきましたので、違和感なく仕事に取り組めると思います。販売チャネル戦略は、放送用機材のように完成品商材の経験はないのが正直なところですが、周囲の方々へヒヤリングするなどして磨いていきたいと思います。

課長
課長

ソニー以外に応募している会社はありますか?

志望業界が複数に跨ると動機の説明がブレてしまいがちなので、要注意です。
私は基本的に同業界しか受けていないと説明しています。

ウタル
ウタル

前述の通り変化の激しい中で商機を見出す動き方をしたく、IP化というゲームチェンジが起きている放送映像機器メーカーを第一に考えています。しかし、パナソニックさん等は求人がなく、現時点では御社しか応募しておりません。

課長
課長

ありがとうございました。最後に、質問はありますか?

ウタル
ウタル

基本的にはBtoBの求人だと思っていますが、今回の職務内容にはコンシューマカメラからプロ用まで幅広く扱うと記載がありました。民生品のマーケも行うのでしょうか。

課長
課長

昔はプロ用が厚木、コンシューマは品川と分かれていましたが、今はみなとみらいに集約されています。一方で、今回の求人はおっしゃる通り映像制作企業相手のBtoBを想定した求人です。

昔と違ってコンシューマ用カメラもかなり技術が上がり、プロ用途でご使用になられるお客様もいらっしゃるので、商材はコンシューマ/プロ関係なく担当いただきます。従来の慣習にとらわれず、広い視野で顧客・市場を開拓していってほしいと思っています。

ウタル
ウタル

よくわかりました、ありがとうございました。

私はソニーの競争力は、先入観なく物事にアプローチする風土だと思っています。

IP化一つとっても、御社は旧来のSDI市場で高いシェアを上げていたので、IP化はむしろ他社の参入機会が増すというリスク要因だったはずです。しかしそこで御社は、IP化を排斥してSDIに固執するのではなく、むしろ積極的に受け入れてIP化市場をリードしています。

やはり御社ならではの懐の広い風土は競争力の源泉になっているのだと、今のお話からも推し量ることができました。

課長
課長

(メモメモ・・・)

面接序盤でかなり劣勢だったこともあり、ソニーや放送市場のことをよく理解しているアピールをしたくて、少し込み入った返答をしました。

一応メモをしてくれるくらいの、まずまずの回答だったのかもしれません。

約1時間ほどで、面接は終了しました。

ソニー 一次面接の結果

約1週間程度で合否に関わらず連絡をすると言われていました。

しかし、1週間たっても音沙汰がありません。

ウタル
ウタル

ミスもあったし、今回は落選か・・・。

自身のポンコツぶりを後悔していたところ、一次面接から10日過ぎた頃、メールが来ました。

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件名:【ソニー株式会社】選考結果のお知らせ
先日は面接のお時間をいただき、ありがとうございました。
その際お伺いした内容を踏まえた結果、是非次の面接にお進みいただきたく、
ご連絡さしあげました。
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なんとか通過できました!

次回、二次面接編です。

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